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脳神経外科の看護師の役割って何?
私が脳神経外科の看護師として働き始める前から、そして実際に脳神経外科の看護師として働きながらも自問自答していることです。
私の中でもまだ完全に答えを見いだせたわけではありませんが、働いていく中で感じた脳神経外科の看護師の役割についてお話したいと思います。
目次 [目次を隠す]
脳神経外科の看護師の役割・・・患者さんの異変を見逃さない

脳神経外科の急性期の患者さんは、脳出血の拡大や再出血、頭蓋内圧の亢進による脳ヘルニアなど、常に急変と隣り合わせです。
血圧や脈拍の変化、意識レベルの変化、瞳孔や対光反射の変化などをどれだけ早く気づくことができるかで、命を助けられるかどうか、また、後遺症が残る程度まで関わることもあります。
患者さんの異変を見逃さないための観察力を身に付け、異常があるときには医師に素早く報告することが脳神経外科の看護師として求められます。
それと同時に、急変に対応できるスキルも必要になります。
急変時、医師だけの力では患者さんを救えません。
医師の診察の補助や薬剤の投与、場合によってはDCや挿管の介助もします。
患者さんは病気の治療が必要なために入院しているので、脳神経外科の看護師としての役割も救命や治療に関することが大きいです。
脳神経外科の看護師の役割・・・患者さんや家族の精神的な関わり

重症な患者さんの場合、意識レベルも低下していることが多いです。
昨日までは元気に働いていたのに、いきなり寝たきりで会話も出来ず、身体にはモニターやドレーンが挿入されて管だらけの状態を目の当たりにした家族のショックは、とても大きいです。
最初はどうしていいのか分からず、立ち尽くしてしまう家族の方が多いです。
そんなとき「普段聞きなれているご家族の声は患者さんの心にも届きやすく、看護師よりご家族が声をかける方が患者さんの反応が見られることが多いんですよ。」
「たくさん管とか入ってますけど、手を握ったりしてもらって大丈夫ですよ。」
といった看護師の声掛けで「触っても良いんですか?」と硬い表情も少し緩み、患者さんに触れたり話しかけたりされます。
「何か少しでもしてあげたい。」と家族の方が望む場合には、一緒に患者さんの足浴や手浴をします。
そういった家族の方との関わりを続けることで、信頼関係が生まれ、不安な気持ちや疑問などを話して下さることも多いです。
また、意識レベルはクリアだけど、麻痺により以前のように自由な動きをとれない患者さんもいます。
今まで出来ていたことが出来ないことへの焦りや苛立ちを感じて、リハビリに対して意欲的に取り組めないことがあります。
そんな時には無理強いはせずに、少し休憩をとったり気分転換をしてもらったり、前向きな気持ちになれるようリハビリ士も一緒に話し合ったりします。
患者さんや家族とのそういった精神的な関わりは、看護師にとってとても重要な役割であり、忘れてはいけないものだと思います。
脳神経外科の看護師の役割・・・医師と患者の橋渡し

脳神経外科の看護師は、医師よりも患者さんひとりひとりと接する時間が長いです。
だからこそ、医師が気が付かないこも気が付くことができます。
患者さん自身も、医師には何となく相談しにくかったり、疑問に思っていたことがあっても関わる時間が短いのでついつい聞き忘れてしまい、あとから看護師に尋ねて来られることもあります。
そんなときに看護師は、医師と患者さんとの橋渡し的な役割を担います。
医師と患者さん同士で直接話してもらった方が良い内容では、インフォームドコンセントの場を設けます。
また、入院中に飲み薬が始まった場合、退院後も継続して飲み続けることになるものが多いです。
でも病気により、飲み間違えたり飲み忘れたりするリスクが高い患者さんも多いです。
退院後、飲み薬の自己管理が難しそうだけど家族のサポートも得られない場合には、医師に現状を報告して可能なら毎食後の薬を1日1回や2回へ変更してもらったりもします。
医師が気が付かない細かいことも看護師が気づき、調整していくことが大切です。
あなたが思う看護師の役割とはどんなことでしょうか?
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執筆者情報
脳神経外科の看護師 求人を探している人、この指とまれ! 編集部
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